レジ袋有料化が始まってから もう8か月も経つんですね
この制度が始まってから海のプラスチックごみは減っているのでしょうか?
少しだけ難しい言葉も出てきますが、
最後まで是非お付き合いください。
お金を出して袋を買うから ポイ捨て はしなくなったと思いますが
レジ袋の有料化が、直接 海洋汚染や温暖化を止めるかというと それはないと思っています。
この制度の中で、「バイオマス原料や生分解性樹脂は有料化しない」 というものがあります。
皆さんの中には 「バイオマス原料?」「生分解性?」 と ?に思われる方もいらっしゃると思います。
少し 用語解説をさせていただきますと
「バイオマス原料」とは、バイオ(生物) と マス(量)を合わせた言葉で、生物を原料にした素材のことです。
例えば 木材を原料として作られている「紙袋」、竹の繊維から創られる「疑似プラスチック」などです。
また、「生分解性樹脂」とは 酵素や菌によって自然に分解してしまうプラスチックです。
その原料は、植物でも石油でも関係ありません。
ただ、プラスチックが発明された当初、石油製品と呼ばれるものは、酵素や菌では分解されずに
長年愛用できる商品の原料として開発されました。
しかし これが使い捨て商品に使われてしまい いつまでも大地に戻らずプラスチックのまま
土中、水中や空中に漂ってしまっているのが問題となりました。
また、環境問題はこれだけではありません。
バイオマス原料が増えれば、木の伐採などが増えていき 二酸化炭素を吸収する森林が消えていきます。
生分解性樹脂にしても、トウモロコシ由来…などありますが、樹脂に使うために
トウモロコシが植えられ葉、茎など 不要部分は廃棄されます。
廃棄=燃焼 として二酸化炭素の発生源となるわけです。
環境問題は
プラスチックを使わなければ良い 生分解性なら良い 燃やさなければよい...という 問題ではないのです。
「もったいないことをしない」 これが 「環境にやさしい」
の出発点ではないかと思います。
『TAMANU』は、そんな もったいない精神から生まれました。
防風林の目的で植樹された木々の実は、必要ないから廃棄される...という もったいなさ。
この木の実を 生活の中で利用できるのではないか?
また 搾りかすや殻なども利用していけるのではないか。
そう考えたことが約5年前、まだタマヌオイルが世間で話題すらなっていなかった時期から
この課題に取り組んできました。
商品開発は 副産物の利用方法までも考えてこそ 商品開発になります。
これは 大手企業だけではなく 隙間産業を狙う「ベンチャー」こそ考えなくてはいけない問題ではないかと思います。
ORIINAの取扱店様やサロンのお客様も、ORIINA TAMANUを使うことや宣伝販売をすることで
このような事業に関わっているんだと感じて頂けるよう
私たちも企業努力を続けていきたいと思っていますし、共に進歩していきたいと気持ちを新たにしています。
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